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 世田谷ベースの2階、半分は所さんの書斎となっている。観葉植物がワサワサと生い茂るなか、スニーカー、モデルガン、ライターにギター、瀬戸物に……と、ありとあらゆるものが置かれた空間にまず圧倒される。
 「オモチャ屋さんみたいでしょ?」とは所さん。棚をひとコマひとコマ見ているだけで、灰皿の中の小物を一個一個見ているだけで、あっという間に時間がたってしまいそうだ。
 普通であれば、クツはクツ、ミニカーはミニカー、とモノをそれぞれに分けて収納しそうだが、ジオラマのとなりにスニーカーがあり、その中にモデルガンが突っ込まれているなど、その組み合わせがとにかく楽しい。「こんなものがこんなになって置いてある! ってビックリするくらいがいいよね。あとは良いものは何気なく、なんでもないチープなものを大切にする。これもカッコいい。」とは所さん。さまざまなものが置いてある、この書斎。ただ、それぞれのアイテムは、高価だからとかチープだからとかいう判断ではレイアウトされていない。
 何気なくスニーカーの脇に重ねられている瀬戸物がじつは高価だったり、水晶でできているような重々しいハンコが数千円だったり。とにかく面白い。ちなみに、この日の所さんの様子が上の写真。「最近は、空気銃にティッシュをつめて撃つのが楽しいんだよね。当たっても痛くないだろ? やってみな?」とスパンスパン撃ちまくる。そして、今日もここから、さまざまなものが発明されていくのであろう。
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