前2軸操舵、後2軸駆動の8輪トレーラーヘッド登場
【タミヤ】ドライバー人形が必要な理由(勝手な考察)
Text:Kazuma NOMOTO(Daytona)
2023.05.02
トラックドライバーの憧れ。スカニアのフラッグシップモデル
マルチファンクションユニットによる音や光の演出で
実車さながらの動作が楽しめる1/14ビッグトラックシリーズ。
その最新モデルが、
スウェーデン・スカニア社の最上級グレード、Sシリーズ。
770馬力を誇る16.4リッターV8ターボ搭載の「770 S」はすでに
後2軸駆動モデル「770 S 6×4」がすでに絶賛発売中。
その6×4とボディ造形や各部ディテールは同一ながら
前2軸ステア・後2軸駆動の8×4/4仕様となっている。
歴代のシリーズラインナップのなかでも、トレーラーヘッドとしては
初となる8輪×4輪駆動で、なおかつ4軸のうち前2軸のステアリング機能も再現。
1軸と2軸で異なるステアリング舵角や、第2軸は車軸の上下可動機構も備え、
相変わらず妥協のない作り。
“スカニアのフラッグシップ”というだけでなく、
1/14ビッグトラックシリーズ全体のフラッグシップモデルと言っても
過言ではないほどの、再現度と存在感を放つ注目の1台なのである。
リアルさの追求、最後のピースは「ドライバー」
そんな「770S 8×4/4」だが、個人的に注目すべきポイントは
商品情報にさりげなく記載された「ドライバー人形付き」の文字。
数あるシリーズラインナップでも初めて採用された、追加ディテールだが
それは単なる飾りではなく、「あと再現できていないのは運転手ぐらい」という
商品企画者の自信の表れではないかと推測する。
実際、このキットを手に入れたらドライバー気分が味わえる。
世界中のトラック乗りが憧れるスカニアを操る、“選ばれし者(ドライバー)”。
その高揚感と臨場感は、ドライバー人形を自分に見立てることで盛り上がる。
運転席にドライバーがいると、いないとでは大違い。
最後のピース(ドライバー人形)を手に入れた、スカニア 770 S 8×4/4に
もはや死角はないのである。